学名:Boehmeria longispica
花期 |
8~10月 |
出会い度 | ★★★☆☆ (渡良瀬遊水地内) |
草丈 | 高さ 1 m前後 |
環境 | 遊水地内では湿性地より、一段高くなっている旧畔地や林縁部に見られる。 |
特徴 | イラクサ科であるが刺毛のない仲間である(さわっても痛くない)。雌雄同株であるが、雄花序は下部に、雌花序は上部につく。似た種類にナガバヤブマオ、メヤブマオがあるが、メヤブマオの葉は卵円形でやや薄く、先が大きく3深裂する。ナガバヤブマオは葉が卵状長楕円形で細長く、艶があってやや薄いので比較的区別しやすいものと思われる。また、同属のカラムシ、ナンバンカラムシも似ているが、これらは葉が互生するのに対して、対生する本種と異なり、本種の葉は厚ぼったい。葉裏が白いのはカラムシなので、フクラスズメ(ヒトリガの仲間の幼虫)がダンスをはじめても迷った時には見ることをお奨めする。 |
備考 | 植物体全体では様々な形態(主に葉)が見られるので、花序において確認するのが適切であると思われる。 |