渡良瀬遊水地のヤナギタデの全体画像と説明文書

ヤナギタデ タデ科

学名:Persicaria hydropiper

花期

 6~11月

出会い度 ★★★★★ (渡良瀬遊水地内)
草丈 高さ 30~80 cm
環境 水湿地のいたるところで見られる。 
特徴 蓼食う虫も好き好き の蓼は本種であろう、葉を噛むと辛味がある。ハルタデ、ハナタデ、ボントクタデなどと似ているが、ハルタデ、ボントクタデは茎に毛があり、ハナタデと本種は無毛である。ボントクタデ、ハナタデと本種は花が穂にまばらにつく。ハナタデは花被に腺点がなく、腺点の多い本種と区別される。ハナタデは陸上に多く、湿性地にある本種とは基本的に立地が異なるようである。また花の色は赤みが強いので紅色のハナタデとは容易に見分けられる。 
備考 ヤナギヌカボのような左右非対称の葉形をもったものも見られることがあるが、穂の形状が明らかに異なる(ヤナギヌカボでは花が穂に圧着し、穂全体が軽くねじれる傾向があるように見える)。