・タカネマスクサ

渡良瀬遊水地内のタカネマスクサ花序
渡良瀬遊水地内のタカネマスクサ小花
渡良瀬遊水地内のタカネマスクサ全体
渡良瀬遊水地内のタカネマスクサ花序2

タカネマスクサ  カヤツリグサ科

学名:Carex planata Franch. et Sav. var. planata

花期 5-6月
出会い度  ★☆☆☆☆(渡良瀬遊水地内)
草丈 30~80 cm
環境 低地や山地の湿った樹林内や林縁に生える。
特徴 根茎は短く叢生する。一見、マスクサやヤブスゲのように見えるが、3~6個の小穂が短い楕円形で丸く大きい。果苞は扁平で卵形、柱頭は2裂。葉幅が2.5 mm以下で、マスクサやヤブスゲよりも細く、有花茎がないときでも凡そ本種ではないかと当たりが付く。 
備考 下の写真ではウマスゲ株と一緒に生育しているところ。ウマスゲの葉幅が4~8 mmであることからその違いが見て取れる。ホザキマスクサと似ているが、ホザキマスクサは分布が愛知県以西、有花茎に6個以上の小穂をつける。 やや山地生の植物であるが遊水地でもまれに見られる。