・タカサブロウ

渡良瀬遊水地内のタカサブロウ
渡良瀬遊水地内のタカサブロウ花冠
タカサブロウ果実
渡良瀬遊水地内のタカサブロ課実

渡良瀬遊水地内のタカサブロウ種子異型

タカサブロウ  キク科

学名:Eclipta thermalis Bunge

花期  6月~9月
出会い度  ★★★☆☆(渡良瀬遊水地内)
草丈  10cm~60cm
環境  掘削池境の水際
特徴  全草がざらつき、葉は対生、鋸歯がある。痩果は長さ2.1~2.7mm、幅は約1.1~1.7mm、痩果の両脇にひれのようなものがある。乾燥すると黒変する。1つの頭花中に、正常な果実と表面が平滑な平滑果が混じっているのが見られた。これは、大場(1998)でも指摘されている。近縁のアメリカタカサブロウとは、痩果の形態で区別ができるが最近はこの方が多く自生している。
備考

 別名:モトタカサブロウ。痩果のスケールは1mm。

中間形も時折見かけるが、取りあえずここでは取り上げないことにする。

参考:大場達之(1998)千葉県植物誌資料11、74-75,80,梅本信也(1998)雑草研究43(3)244-248,山口純一(2009)