・ニシノオオアカウキクサ

渡良瀬遊水地内のニシノオオアカウキクサ
渡良瀬遊水地内のニシノオオアカウキクサ1細胞の葉状体突起
渡良瀬遊水地内のニシノオオアカウキクサ群生
渡良瀬遊水地内のニシノオオアカウキクサ自生環境

ニシノオオアカウキクサ  サンショウモ科

学名:Azolla filiculoides Lam.     外来種

花期  シダ植物のため胞子形成(異形胞子)。時期は6月~7月
出会い度  ★★☆☆☆(渡良瀬遊水地内)
草丈  浮葉性で分裂して増える。葉状体は5mm程度。
環境  冬季の渇水期に地内水路などに目立つようになる。富栄養な水域に出るようだ。
特徴  葉の表面に透明な1細胞の突起が出るのが大きな特徴。茎が伸長し、急激に繁殖して水面全体を覆うことがある。水面が真っ赤に染まり遠くから目立つようになる。個体の中には、葉状体が赤変しないものもある。
備考  北米原産の外来植物。アカウキクサ属をサンショウモ科でなくアカウキクサ科という考えもある。渡辺巌(2006)雑草研究51(3)178-184。栃木県南の湧水帯では、在来のオオアカウキクサが見られる。これらはサンショウモのように異形胞子をもつ。