・ギシギシ

渡良瀬遊水地内のギシギシ
渡良瀬遊水地内のギシギシ果実
渡良瀬遊水地内のギシギシ葉身1
渡良瀬遊水地内のギシギシ葉身2

ギシギシ  タデ科

学名:Rumex japonicus Houtt.

花期  普通、4月~5月であるが、遊水地では草刈りで植物体上部が切られるので、ひこばえで6月~7月でも咲いている。
出会い度  ★★★★☆(渡良瀬遊水地内)
草丈  40cm~100cm
環境  遊水地では、やや地下水の高い、子ども広場や開けた草地の脇などに多い。
特徴  下部の葉は長い柄があって葉身は長楕円形,長さ 10~26cm,葉先は円い。葉辺はやや大きく波打っている。ギシギシ属は、それぞれの雑種が多く知られていて、典型的な株を見つけるのが大変な位である。次の大きなポイントは果実の形態である。果実を包む花被の縁にギザギザの歯がある。果実の形態、歯の状態に注意する必要がある。特にこのギシギシとナガバギシギシ、エゾノギシギシは生育地が近寄っているため、同定を困難にする。遊水地に自生する特有のノダイオウもエゾノギシギシなど外来のギシギシ属の遺伝的な汚染も見られる。
備考

 ギシギシ属の雑種については、いくつかの論文も出ているが、岩槻秀明氏がツイッター「あおぞらめいと」でわかりやすく説明している。

葉のスケールは1cm。