学名:Alisma canaliculatum
花期 |
7~9月 |
出会い度 | ★★★☆☆ (渡良瀬遊水地内) |
草丈 | 花茎は 0.4~1.5 mほどになる。 |
環境 | 泥地や浅水地に生える。 |
特徴 | 葉は根生し、葉身は披針形~長楕円形で毛がなく基部は次第に細くなって葉柄につく。花茎には 3本の枝が輪生してその先に 3本の枝を出すか再び花柄がついたりして多数の花をつける。半日花で午後から咲く。上部と下部で開花はまちまちである。花弁はよく見ると淡いピンクであるものが多く、中心は白い。葯は黄色。そう果は背部に深い縦溝が 1個ある。似ているものにサジオモダカ、トウゴクヘラオモダカ、シモツケヘラオモダカ(Alisma sp.)がある。サジオモダカは葉身が楕円形で幅広い。そう果実の背部にある縦溝は 2個ある。トウゴクヘラオモダカは、通常花序の第 1節目の枝は 2本で、葯は褐色である。そう果は背部に深い縦溝が 1個ある。シモツケヘラオモダカは「とちぎの植物 2003」に掲載されている種類で、全体はヘラオモダカに似て、葯が黒褐色である、とされている。 |
備考 | 文献ではサジオモダカとの違いの一つに、そう果背部の縦溝についてサジオモダカが 2個あることをあげているが、 1個のものも混じることがあるので複数で確認した方がよいと思う。ヘラオモダカでもかなり葉身が幅広いものがあって基部が円形に近いものもあるので、それぞれに注意して観察するとよいと思う。 |