渡良瀬遊水地に生育しているミクリの全体画像と説明文書

ミクリ ガマ科(旧ミクリ科)

学名:Sparganium stoloniferum  準絶滅危惧 

花期  6~9月
出会い度

★☆☆☆☆(渡良瀬遊水地内)

草丈 50~100 cm、1 m以上になるものもある。 
環境 日当たりのよい河川や水路、溜池端。 
特徴 葉は線形で柔らかい。流れのあるところでは水面から抽出せず、沈水のまま流れ方向に伸びている。このようなところに生える個体は花をつけないようである。葉の断面は三角形で、ガマ類やカヤツリグサ科のものと異なることで、区別できる。ヤマトミクリやナガエミクリと似ているが、ミクリは花序を2個以上つけるので区別できる。花序や花がないと同定は困難で、流水中に生育しているものはよくわからない。 
備考  群生するところであっても消長が見られる。増水で株が浮いてしまうこともあるが、落ち着き先でまた生育しているのを見ることがある。