渡良瀬遊水地に生育するオギの全体画像と説明文書

オギ イネ科

学名:Miscanthus sacchariflorus

花期  9~10月
出会い度 ★★★★★ (渡良瀬遊水地内)
草丈 高さ 1~2.5 mほどになる 
環境 河岸や水辺に生える。ヨシと混生しているように見えるところもあるが、それぞれの株がモザイク状に陣地を占有するかのごとくに隣接しているのがわかる。 
特徴 葉の縁はざらつき、素手で掻き分けると切れる。稈は 1本ずつややまばらに立つ。下部の葉鞘には長い毛があって、これがよく刺さる。花序は多数の総からなり、大きくて、小穂基部の毛は長くて銀白色を呈している。 
備考 オギ、ススキ、ヨシ、セイバンモロコシなどの高茎草本が同じような地域で見られるが、ススキは稈を束生して大株となり、小穂基部の毛はオギのような銀白色とはならない。ヨシは葉の幅が広く、円錐花序の枝はやや輪生し、薄紫色に見える。セイバンモロコシは稈が束生して、葉は平滑で茎が太さの割に柔らかくて折れやすい、円錐花序の輪生する枝は下部で垂れることが多く、紫色の小穂がやや疎らなことで見分けられる。