渡良瀬遊水地に生育しているツルフジバカマの全体画像と説明文書
渡良瀬遊水地に生育しているツルフジバカマの画像その2

ツルフジバカマ マメ科

学名:Vicia amoena 

花期  8~10月
出会い度 ★★★☆☆ (渡良瀬遊水地内)
草丈  つる植物で他のものに絡みついて伸び2 m以上になる。 
環境 川原や土手などの草地に生える。 
特徴 葉は通常ほとんど無柄、10~16枚の小葉が互生し、先端は分岐する巻きひげとなる。小葉は狭卵形または長楕円形で長さ 1.5~3.5 cm、幅 4~12 mm、これにより花のない時期は似た種類と概ね区別できる。しかし、一番下の写真のように遊水地内別の2ヶ所のツルフジバカマの葉身である。小葉の幅がこのように違っていることがある。ヤハズエンドウ、クサフジ、ナヨクサフジなどと似ているが、ヤハズエンドウは葉が細く先が矢筈状で、花序は葉腋に 1~3個束生する。クサフジ、ナヨクサフジは葉がより細長く、小葉の数が多い。 
備考 遊水地では堤防に生えるものが多く、レンリソウと混生して刈取り圧にさらされているが、開花期の違いもあって花が見られる。ツルマメと同じく豆果が乾燥すると基部から見て時計回りにねじれて裂開し、種子を弾き飛ばす。豆鞘は水に戻すと元に戻るので、鞘の内側にある糸状の繊維の伸縮が関係しているのかもしれない。 葉身の写真、スケールは1cm。