2020/10/18 ワタラセツリフネソウの種が弾けた!
ワタラセツリフネソウの種が弾けた!
種は飛び出して、どこかにいってしまいました。残った部分は螺旋状になっています。実の種を包んでいる部分が丸まって種を飛ばした結果のようです。(KM)
2020/08/08
水辺の草むらにクサネムが咲いていました。涼しげな草姿で好ましい花ですが、田んぼでは害草です。種子が、木質化した莢とともに落ちて稲に混じると取り除くことが困難なため、白米の中に黒い豆が混入したままになってしまうからです。(YT)
2020/07/04
アカメガシワはパイオニア植物(裸地に最初に侵入する植物)で、若い茎や葉に星状毛が見られるのが特徴です。
葉脚に外蜜腺があるので葉にアリなどの昆虫が這い回っているのを見ることができます。
調査会時に葉に2対の蜜腺があるのを見つけたので紹介します。(MA)
2020/02/08
水のたまった窪地のそばに、セキショウが葉を伸ばしていました。 気の早い花穂が顔を出していないか探したのですが、さすがに見つかりません。 ただ、葉をかきわけていたら、爽やかな香りが立って、気持ちが和みました。(YT)
台風19号は日本各地に大きな被害をもたらしました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。渡良瀬遊水地も、渡良瀬川などが極度に増水した結果、越流堤から河川水が流入し、冠水しました。 流入した水の量は過去最大と感じられ、ほとんど満水に見えました。当分の間、植物の会の遊水地の調査は難しい状況です。
2019/10/13 遊水地の様子
2019/09/21
2019/08/22
ヨシ原のそばを歩いていて、ギンイチモンジセセリに出会いました。 遊水地ではよく見かけるチョウです。表面が黒いので、飛ぶと裏面とのコントラスト で、 キラキラ光ります。(YT)
2019/07/06
メハジキも咲き始めていました。濃いピンクの花が目を引きます。
メハジキは、益母草(やくもそう)ともいわれ、母の役に立つ薬草となるとのことです。それで以前調べた、万葉集にでてくる天然染料のことを思い出しました。薬草はおおよそ染料にもなりますが、万葉集にも「吾屋前尒 生土針 從心毛 不想人之 衣尒須良由奈(わがやどに おふるつちはり こころゆも おもわぬひとの きぬにすらゆな)」という歌があります。土針はメハジキのことで、摺染のことを詠みながら、人の場合も、心から思っていない人に摺りつけられないようにと、母の娘に対するおもいが詠まれたといわれています。(HS)
2019/07/06
季節を表す半夏生(はんげしょう)とは、七十二候のひとつ、夏至の三候で、7月2日頃をいいます。半夏(カラスビシャクという植物で薬草)が生え始める頃を意味し、田植えを終える目安とされました。植物のハンゲショウは、その頃咲き、上部の葉が白くなるから、また、その白い部分を半分化粧した姿にたとえ、名付けられともいわれています。
季節はもう半夏生を過ぎました。渡良瀬遊水地でも、ハンゲショウの葉っぱが一部白くなり、花も咲いています。(HS)
2019/01/30
樹木の冬芽には寒さや乾燥から守るために様々な工夫があるようです。芽鱗を重ねた鱗芽、芽鱗が無く毛に覆われている裸芽、さらに冬芽が葉痕の中に隠れている隠芽などがあるようです。(SS)
2018/10/20
ホソバイヌタデを探していたら、目の前に大きなバッタが。クツワムシの♀のようです。昔は民家近くでも、ガチャガチャと大音量の鳴き声(?)がよく聞かれたものですが、最近はめっきり少なくなりました。遊水地にはまだ生息してくれていることにホッとしました。(これは♀なので鳴きませんけど)(YT)