知る活動

 

2020年


調査会 2020/11/07

 曇りの予報が意外な晴天。今季最後の調査会は、会員14名に環境調査のN氏に同行いただいて出発です。

 

 遊水地晩秋の名花、イヌセンブリを探しました。ただ去年の大水、今年のコロナ禍で、自生地がどうなっているかは、会員の誰もが正確な情報を持っておらず、とにかく歩き回ってみよう、というわけです。

 でもさすが遊水地。ヨシのジャングルの中にも、咲き残りのナガバノウナギツカミや、ナガボノシロワレモコウも咲きたて?の状態でありましたし、ヌマトラノオヒメシオンのドライフラワーもなかなかに目を楽しませてくれました。

 そして待望のイヌセンブリ発見。ちょうどいい咲き具合。一株見つかると、あっちにもこっちにも見つかりました。N氏の指摘で、開花株の近くに、ロゼットらしき株も。これを見分けられるようになれば、春にイヌセンブリの自生地が確定できるとのこと。なるほど。

 ちょっと不思議な発見がひとつ。タチスミレの株全体が白いものが沢山あるのです。ここの土地のせいなのか、別の理由によるものなのか。タチスミレを身近でずっと観察したことがないので、初心者は首をひねるばかり。遊水地には、魅力もたくさんあるけれど、謎もいっぱい、です。

 

 午後は以前コキクモのあった池を有志で調査。以前よりずっと水位が上がっていて、見かけた場所に近づけず、難儀しましたが、やっと岸辺でそれらしき株を発見。100%確かではありませんが、ホッとしました。

 近くで、今年はあまり見かけなかったタカアザミも咲いていて、ラッキーでした。急に寒くなって、植物はほとんど草紅葉状態か、枯れかけているのではないかと危惧した調査会でしたが、まずまずの結果で、安堵しました。来季も、たくさん発見がありますように。(YT)

 



調査会 2020/10/17

雨天のため中止しました。


調査会 2020/10/03

 爽やかな晴天のもと、調査会が開催され、新会員3名を含め、16人の参加がありました。今回は絶滅危惧種をはじめとして、たくさんの貴重な植物を確認することができました。

 

 シロバナナガバノイシモチソウゴマクサホソバオグルマヒメナエハタケテンツキナガバノウナギツカミアオヒメタデ(以上環境省レッドリスト種)、ナガボノシロワレモコウミミカキグサヒメシオンゴキヅルイトイヌノヒゲ(以上遊水地が属している各県指定レッドリスト種)、コバノカモメヅルツリガネニンジンマルホホタルイ、ヒメカリマタガヤ、ヒメヒラテンツキカワラスガナ、ツルナシコアゼガヤツリ、ミズガヤツリアイダクグヒナガヤツリシカクイヒメイヌノハナヒゲヌメリグサコブナグサウシノシッペイヤノネグサシロバナヤノネグサアキノウナギツカミイヌタデ、エドガワヌカボタデなど。

 

 シロバナナガバノイシモチソウの食虫植物に似合わない白い小さな可憐な花、ゴマクサのクリーム色の美しい花や、よくよく見れば面白い造形のカヤツリグサ科の植物の花穂(たとえばマルホホタルイの花穂は鱗片が螺旋状に巻いて、見れば見るほど面白い形をしています)など、多くの貴重な植物があり、充実した調査会でした。

 次々とたくさんの植物を調査したので、参加者は大満足だったと思いますが、その一方過剰な情報量に処理が追いつかない会員もおりました。私はその一人です。(HS)



観察会(一般参加) 2020/09/19

 新型コロナによる自粛で、5月に予定していた一般公開の観察会は中止になったため、今年初めての観察会が行われました。ちょうどワタラセツリフネソウが咲いている時期なので、「ワタラセツリフネソウの4つの花を探してみましょう」と題した観察会です。天気が心配された中、会員9名、一般参加の方4名の13名が参加しました。

 まず、ワタラセツリフネソウの発見者である大和田会長から、詳細な資料をもとに、ワタラセツリフネソウについて、発見の経緯、ツリフネソウとの違い、ワタラセツリフネソウの花の4つのタイプ(花の内部が黄色・斑あり、黄色・斑なし、白・斑あり、白・斑なし)について、説明がありました。その後、咲いている場所に移動し、4つの花を探しました。その頃から雨が降り始めましたが、雨にも負けず、探したところ、「白・斑あり」が多く、「白・斑なし」も見られました。「黄色・斑あり」は観察した場所では一株しか見つからず、「黄色・斑なし」は見つけられませんでした。また、「白・斑あり」のなかで、花が小さく、花の色が薄い株もありました。

 昨年も会員有志で4つの花について調査しました(2019/09/21参照)が、「黄色・斑あり」が最も多く、その他のもの、特に無斑のものは僅かでした。調査場所によって違いが大きいことがわかります。

 雨が激しくなり、それ以上観察ができないので、近辺に咲いているサクラタデアゼオトギリを見て、11時過ぎに観察会を終えました。

 東京や千葉など、遠くから参加された方もあり、とくに一般参加の方には、時間も内容も不十分な観察会になったこと、申し訳なかったです。こんな状態ですが、ありがたいことに、3名の方が新たに会員なってくださいました。ありがとうございました。(HS)

 

「広める活動2020」にも同じ記事掲載



調査会 2020/09/05

 風はあるものの、暑い! にもかかわらず集まりました。みんな、調査が楽しみなのですね。今日は、今季初の水辺の調査です。

 藪の中を踏み分けて入った最初の場所では、定番のヒメジソヤナギタデなどでしたが、移動しようとした時にケゴンアカバナらしきを発見。茎の2列の稜線上の毛が決め手とのこと。写真には、写っているかな?

 

 次の場所では、まずタタラカンガレイがお出迎え。その後も、カヤツリグサ科のオンパレード。マツバイタマガヤツリ、ホソミキンガヤツリ、カンエンガヤツリヌマガヤツリなどなど。嬉しかったのは、初めて見たミズガヤツリです。 これだけでも今日はかなりの収穫だと思ったのに、次に足を踏み入れた池では、久々のヒンジガヤツリあり、シロガヤツリあり、初見のヒメホタルイあり。もうこんなもんだろうかと思ったら、ホシクサまで発見。ヒメミズワラビヒナガヤツリも出迎えてくれました。ミズオオバコも何株か。開花していたのは一株だけで、少し花が傷んでいたのが残念でしたが。去年撮影したものの、ピンボケだったキカシグサの花に再会できたのも嬉しかったです。

 

 行く先々にアゼナの仲間が何かしか咲いていて、アジアイトトンボや、シオカラトンボが飛び交っていて。やっぱり、水辺はいいなあ、暑い日は。日陰がないので、暑さも倍増でしたけど。コウノトリのご家族の邪魔をしないよう、ヒナが小さい時は水辺探索を遠慮していましたが、立派に巣立ったと聞いたので、今回は歩き回らせていただきました。(YT)



調査会 2020/07/04

 直前まで雨が降っていたにもかかわらず、7人の会員が集まり、調査開始です。

 

 今回の目玉は希少なノジトラノオ。自生地近くに着くと、水の中にコゴメガヤツリが穂をつけていました。もうこんな季節になったのですね。高く伸びたヨシの根元には、トキホコリのつやつやとした葉が。コウヤワラビも、みずみずしい葉を広げていました。

 ただ、目的のノジトラノオの花数が、近年と比べてとても少ない。株はあるのですが、花をつけた株が、数えるほどなのです。去年の水害のせいなのか、今春の低温のせいなのか・・会長は土を掘り、大水が運んできた土なのかもともとの土なのか調べようとしましたが、結論は出ませんでした。

 ノジトラノオの中に、何株かヤマアワもありました。葉表が緑で葉裏が白い植物が多い中で、ヤマアワは逆。葉表が白いということを会員に指摘され、驚きました。なんでも手に取ってきちんと見ること、調査の基本ですね。

 

 午後は例によって有志で、別の場所へ。旧谷中村延命院跡にある、もう1種のオカトラノオ属を見に行きました。雑種だと言われているけれど、ノジトラノオやオカトラノオ、ヌマトラノオなどと、どこがどう違うのか。しっかり見よう、というわけなのですが、2つのものを並べて比べられるのならいいのですが、そうもいかず・・なかなか難しいです。写真を撮って、よく検証したいと思います。

 

 帰り道は博学のA会員にいろいろ教わりました。この近くで見つけたボウズハルジオンのこと。同じく、ミチバタガラシというのもあったこと。ちょうど開花していたアカメガシワの葉身基部に、腺体が2つあること。えっ、腺体? なるほど、肉眼でもそれとわかる線体を虫が貪っていました。知っている植物だからって、見落としていることがないわけじゃない、いやむしろたくさんある、もっとしっかり見なければいけません。遊水地でも、身の回りでも。

 

 ぼーっと生きてんじゃ・・いえ、調査はともかく、遊水地では、時々はぼーっとしたいですね。(YT)



調査会 2020/06/20

 コロナの影響で、今年初めての調査会です。会員の皆の顔を見るのが、本当に久しぶり。天気も上々です。

 

 まず最初に、会員が見つけたカワラナデシコの生育地へ。カワラナデシコは、遊水地では見つかっていなかった種です。たった一株だというので、発見できるか不安でしたが、会員の案内が正確で、無事発見。

 その途中でクサフジに出会えたのも収穫でした。最近見かけるのはナヨクサフジばかりで、在来のクサフジは滅多に見られなくなってしまいましたから。

 近くにあったキツネノボタンの仲間を見て、みんなで思案。集合果の形から、コキツネノボタンでないのは分かるけれど、ケキツネノボタンキツネノボタンかが判別できない。そこに会長登場で、葉の形からキツネノボタンと同定。

 同じくニワゼキショウの仲間も咲いていたけれど、これがまたオオニワゼキショウなのかアイイロニワゼキショウなのか会員の意見が分裂。帰ってよく調べましょう。

 

 とても良質な植物図鑑の紹介などもあり、午前の調査会は、初心者には実り多いものでした。

 

 午後は有志でミズチドリ自生地へ。以前よりヨシが茂っているようなのが気になりましたが、株数は減っておらず一安心。ただ、隣接して自生しているトモエソウの数が、かなり減っていたのが残念でした。セイタカアワダチソウに負けてしまったのでしょうか。

 

 久しぶりの調査会なので、顔合わせ的な意味合いもあり、奥まった場所に足を踏み入れたりはしませんでしたが、それでもこれだけの植物との出会いがある、というのが遊水地のすごいところです。次回が楽しみです。(YT)



調査会 2020/04/18、05/02、05/16、06/06

 新型コロナの影響で中止しました。


学習会 2020/02/29

 新型コロナの影響で中止しました。